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第17回 日本ヒト脳機能マッピング学会

ごあいさつ

第17回日本ヒト脳機能マッピング学会
会長 加藤 天美
近畿大学医学部 脳神経外科 教授

 この度、平成27年(2015年)7月2日(木)~3日(金)の2日間、毎日新聞オーバルホール(大阪市北区梅田)におきまして、第17回日本ヒト脳機能マッピング学会年次学術集会を開催させて頂くにあたりご挨拶申し上げます。

 本学会は、ヒト脳の機能局在とそのマッピングを横断的・包括的に研究し、関連学会との連絡を保ち、広く知識の交流を求めることを目的に設立され、ヒト脳機能の発現やなりたちの研究に大きく貢献してまいりました。近年はさらに、医学の進歩や社会的な要請とともに、認知症やてんかん、うつなど、新たな領域も大きな課題となっております。

 第17回の学術集会におきましては、テーマを「脳の機能ネットワーク」と致しました。新しい脳機能解析手法の開発、新しく明らかにされた脳機能に基づく機能的脳疾患の病態、新しい領域への治療開拓を背景に、この分野における現況と今後の研究の方向性を発信することが目的です。

 このテーマに沿い、1日目は青木茂樹先生に「拡散MRI・脳白質の定量化とネットワーク解析」を、2日目に前澤 聡先生に「fMRI、EEG-fMRI、及びMEGを用いた脳機能ネットワーク解析-てんかん、脳腫瘍に対する次世代の脳外科手術への展開」をご講演いただきます。この関連シンポジウムとして「覚醒下手術」の企画を藤井正純先生にお願いいたしました。また、脳機能ネットワークに関連した多くの一般演題を頂いており、その解析の方法から臨床応用まで幅広く、勉強できるのではないかと期待しております。

 本学会の社会的役割に鑑み、今回、認知症もトピックの一つに取り上げました。認知症は急速な高齢化を反映し、その病態解析、診断、診療が重要な問題となっております。この分野の権威である森 悦朗先生と石井一成先生に教育講演をお願い致しました。さらに、関連シンポジウムとして西尾慶之先生にお願いして「記憶障害の神経基盤」を企画いたしました。

 NIRSは非侵襲的に脳機能を計測する日本で実用化されたすばらしい方法です。しかし、その応用においては、確認すべき点があるとの意見もあり、前々回の星 詳子会長のシンポジウムに引き続き、「NIRSの光と影 Part2」を企画いたしました。

 特別講演は福山秀直先生に「日本ヒト脳機能マッピング学会の取組み(OHBMの誘致について)」のご講演をお願い致しました。この領域における、日本の立ち位置と世界における方向性について解説いただきます。

 この度の学術集会では、多くの会員ならびに役員の先生方にお世話になりました。ささやかではありますが、懇親会では、若手研究者への学会奨励賞の授与とともに、事務局の中野直樹先生の尽力で「近大マグロ」をご賞味いただけるよう手配しております。会場の大阪・梅田の駅向いではグランフロント大阪として、大規模な再開発が行われました。モダンな装いとともに、そこはかとなくなにわ情緒を楽しんで頂ければと存じます。

 皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。